注文住宅の間取り!リビングとダイニング

注文住宅の間取りでよく考える必要性が高いのがリビングとダイニングです。毎日、家族が使用し、長い時間を過ごすスペースだからです。

昔の日本家屋では、居間と台所は別々のスペースでした。しかし、近年は、リビングとダイニングを一体化している間取りが多くなっています。リビングとダイニングが一体化していったのは、家族の構成員が少なくなっていることが理由と言われています。

注文住宅の間取りでリビングとダイニングを一体としたものとする際、開放感が得られるというメリットがあります。しかし、食事をするスペースと寛ぐスペースを分けたい場合、リビングとダイニングを分けることにメリットがあります。間取りとしてはリビングとダイニングを一体化していても、天井高を変えるという工夫をしただけで印象は大きく変わります。その際、客間としても利用することが多いリビングの天井高を高くするのがオススメです。

リビングには特に開放感を求める人が多いので、窓のサイズを大きくするのも良いでしょう。窓を大きくするだけでなく、窓を増やす工夫も大切です。坪庭を作ると、リビングやダイニングに面した外部が増えて、窓を増やしやすくなります。掃き出し窓にしておくと、リビングから坪庭に容易に出ることができ、リビングの活用度が高まります。

リビングの天井を高くする場合、床暖房のことも考えておきたいものです。床で温められた空気は上に上がります。暖房装置として効果的なのが床暖房です。リビングやダイニングの全面に床暖房を設置する必要はありません。ダイニングテーブルの周りやソファーの周りなど、人が居る時間が長い場所を集中的に暖めれば良いわけです。家具を置く場所は避ける必要があるため、床暖房を設置しようとするなら、あらかじめ家具のプランニングをしておくことが必要です。 

リビングの天井を高くする場合、忘れてはならないのが照明です。交換時のことを考え、照明を交換する際に使用する大きな脚立は用意しておきましょう。脚立を収納するスペースは、リビングに設置しましょう。