注文住宅で気をつけるべき間取りの注意点

 憧れの注文住宅では、失敗しないようにしっかり準備しておきたいですね。特に多いのが間取りの失敗。本当に必要なのかしっかり考えておく必要があります。

 まず多いのが吹き抜けの失敗。天井までの高さが高くなるため、気温の高低差が通常より激しくなります。なので、2階は暑く、1階の床は冷たくなりやすくなります。これによって光熱費がかさむことも。どうしても吹き抜けが作りたい場合は、天井にシーリングファンなどを取り付けるか、壁の断熱をしっかりしておくことをオススメします。さらに、1階と2階が空間で繋がってしまうため、音がとてつもなく伝わります。1階のテレビの音は2階でもダイレクトに聞こえることも。

 また玄関を開けたときの外からの見え方は忘れがちな点です。最近は床面積を有効に利用するために、廊下をなるべく設置しないよう設計されることが多いのですが、玄関からリビングがすぐ繋がっていると、玄関から屋内の部屋が丸見えということになります。気にしない人ならば良いのですが、気にする人は廊下で見えないようにするか階段を設置するなどの工夫が必要になります。

 最近は脱衣所などで天井に取り付けるタイプの物干しが流行っていますが、脱衣所は通常そこまで広くしないので、衣服を着脱するスペースが無くなってしまうということです。また脱衣所は洗面スペースも兼ねていることが多いですが、手を洗いたい場合も洗濯物が邪魔で手を洗いにくいといったこともあります。間取りの配置を考えると脱衣所はそこまで大きくはできないことが多いですが、考えておきたい事柄です。

 意外と忘れがちなのがコンセントの位置です。コンセントの位置は生活の仕方によってしっかり想定しておいた方が良いと思われます。ここに掃除機を置くから、ここで楽器を使うから、ここで携帯を充電したいから、などなど。でなければ、たこ足だらけの家になってしまいます。

 せっかく自分の希望通りの自宅にするための注文住宅なので、失敗が無いように気をつけていきたいですね。