注文住宅では間取りを自由に決めることができるわけであり、当然建てる土地の広さなどによって、色々と制約などは出てくることになります。 基本的には好きなようにできます。 間取りを考えるときには便利であることを中心的に考えることになるでしょう。 そんな注文住宅での間取りで人気なのが対面型キッチンです。 対面キッチンとは空間全体を見渡すことができるようなものであり、基本的にはなかなかに広々としている、というのが魅力です。 テレビなんかも見えるでしょうし、カウンター風にすることによってお洒落感も強めることができます。 カウンターにちょっとした椅子なんかをおければまるでバーのような雰囲気を出すこともできるでしょう。 こうした間取りは恰好いいのは確かではありますし、魅力的ではあるのですが、この手のシステムを導入する場合にはよくよく考えることにしましょう。 要するに実際に必要な広さであるのかどうか、ということです。 とりあえず広い方が使いやすいと思ってしまうことが多いのですが実際問題としては広すぎると逆にキッチンでの動線が長くなる、ということによってむしろ動作が長くなりすぎてしまってキッチンでの行動が物凄く非効率的になったりします。 人数が多いとか作るべき料理が多いとかそうした状況であればよいのですが、家族の数そのものが少ないとかあんまり大人数でキッチンを使うことがない、という人にとっては実はあんまり対面式キッチンそのものはよくなかったりします。 さらに言えばキッチン自体、べたべたするような煙や風が出てしまうのでそれらが対面式キッチンどころか、リビングのようなところまで行ってしまうことになりますから注意が必要になります。 注文住宅では何かとキッチンに拘りたくなるというのは当たり前ではあるのですが、広くすればよいというわけではないことは理解しておきましょう。 あくまで、家族構成などを含めて効率的に使えるようなキッチンにしましょう。 |