
玄関って、実は「暮らしの間取りをじっくり考える方はあまり多くないかもしれません。リビングやキッチンに比べて、面積も小さいし、後回しになりがちな場所ですよね。でも実際に暮らしてみると、玄関の使い勝手が毎日の帰宅ルーティンをまるごと左右することに気づきました。この記事では、玄関まわりの間取りで意識してよかったこと・後悔したことを、実際の暮らしをもとにお伝えします。
玄関まわりの間取りで後悔しやすいポイント
①土間収納をつくらなかった
玄関収納といえばシューズクローゼット。でも靴だけしまえればいいかというと、全然そうじゃありませんでした。子どもがいると、外遊びグッズ・自転車の鍵・レインコート・傘・ベビーカー…。玄関まわりに置きたいモノが想像以上に多い。土間収納がないと、これらが全部たたきや廊下に溢れ出します。わが家は土間収納を設けたことで、外のモノを室内に持ち込まずに済むようになりました。
②玄関が暗くて狭く感じる
玄関は面積だけでなく、明るさと天井高で印象が大きく変わります。窓を設けるか、採光を意識した設計にするだけで、狭い玄関でも開放感が生まれます。わが家は玄関に小さな横長窓を設けました。光が入るだけで、帰宅したときの気持ちよさがまったく違います。
③手洗い場が遠かった
帰宅後すぐに手が洗える動線かどうかは、子育て家庭にとって特に重要です。玄関から洗面所が遠いと、子どもが手洗いをさぼりやすくなります。理想は玄関ホールに小さな手洗い場を設けること。スペースが取れなければ、洗面所への動線を最短にする間取りを意識するだけでも違います。
わが家の玄関まわり、こうして正解だったこと
帰宅動線を「玄関→手洗い→リビング」に固定した
わが家では玄関ホールのすぐ横に洗面台を設け、手洗いしてからリビングに入る動線にしました。子どもたちが帰宅するたびに「手洗いした?」と確認しなくてよくなったのは、地味ですが本当に助かっています。動線を「仕組み」にしてしまうと、声をかけなくても自然と体が動くようになります。
ランドセル・上着の定位置を玄関まわりに作った
玄関ホールの壁にフックを設け、帰宅後すぐに上着をかけられるようにしました。ランドセルは土間収納の一角に置き場を作っています。「リビングに荷物を持ち込まない」仕組みができたことで、リビングが格段にすっきりしました。
失敗談:コンセントを忘れた
玄関まわりで一番後悔しているのが、コンセントの少なさです。電動自転車の充電、クリスマスのイルミネーション、防犯カメラ…。玄関まわりで電源が必要な場面が思ったより多く、後から延長コードで対応しています。設計段階で「ここには何を置くか」を具体的に想像して、コンセントの位置と数を多めに確保しておくことをおすすめします。
「どう暮らしたいか」から間取りを考える
玄関まわりの間取りを考えるとき、「広さ」や「収納量」だけに目が行きがちです。でも本当に大切なのは「帰宅してから何をするか」というルーティンを先にイメージすること。荷物をどこに置くか、手をいつ洗うか、上着はどこにかけるか。その流れを間取りに落とし込むことで、毎日がスムーズに回り始めます。家づくりの根本にある「どんな暮らしをしたいか」という考え方が気になる方は、暮らし方から住まいを設計するという考え方が丁寧に紹介されているページも読んでみてください。
これから家づくりをするあなたへ
玄関は家の顔であると同時に、毎日の暮らしのスタートラインです。面積が小さくても、動線と収納と明るさを意識するだけで、玄関まわりの快適さは大きく変わります。ぜひ設計の早い段階から、玄関まわりの暮らし方をイメージしてみてください。
